11月26日よりGallery Seekにて個展を開催致します、森下麻子先生の新作のご紹介です。
個展の出品作品について、1点ずつ思い入れをお聞きしました!
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動物たちが内に秘める高い運動能力や生命力に魅了され、彼らの愛らしさと、凛とした命の美しさを捉える森下麻子先生。それぞれの表情や仕草を捉え、動物たちをモチーフの一部として扱うのではなく、毛や羽の流れまでもスケッチの段階からとても注意して観察し、動物たちの性格や環境を考え、その子らしく、愛情込めて描き分けて表現することで、自然な世界感を大切にしながら、彼らが内面に持つ感情や生命力と躍動感を感じさせる場面を想像豊かに描きます。 動物をスケッチする度に、私たちは様々な場面で動物たちから恩恵を受け、生かされているのだということに気づかされ、自然の懐の深さに感謝を込め、慈愛に満ちた生命を感じられる作品を目指しています。今回の新作は、見て頂く方に吉祥画で元気になっていただきたい思いで制作したそうです。実りある喜びを動物たちと共に感じて頂けますと幸いです。
「和気藹々」WM4
シマリスにとって、秋は大変忙しい時期ですが、秋が過ぎ思い出になってしまうと、実りある時間は楽しく、貴重な時間だったことに気づきます。
インコと果実のビタミンカラーで、見る人に元気を与える絵にしたいと思い、構成しました。賑やかな色合いを一枚にまとめることに励みました。
「クインテット」M4
五羽のインコが、歌をうたい寄り添っています。愛嬌のあるインコたちは仲が良いようで、それぞれの色を認め合っています。
「おいしい行進」SM
ありの行進は見てて飽きません。猫にとっても興味があるようです。一生懸命な働きアリに美味しい休息をあげたいと思います。
「フルーツバスケット」P8
シマリスたちに収穫した果実をおすそ分けをしている場面です。小さな動物たちに、慈しみと感謝の気持ちを込めました。
「秋の実り」S4
小さなスズメフクロウと秋の実りを描いています。モミジバフウの実は学生時代に通学路でよく見かけました。秋の訪れを感じさせてくれます。
「ヤマモモの実」P20
春頃になるとヒヨドリが飛び交い、子育ての準備を始めます。ヤマモモの沢山の実はそんなヒヨドリを祝福しているようです。
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森下先生の他作品もこちらからご覧いただけます!
森下麻子 | |Gallery Seek (s-art-web.com)
「森下麻子 日本画展 -果報者たち-」
11月26日(金)~12月5日(日)
会場:Gallery Seek
出品作家:森下麻子