(日本語) 藤井誠 
Makoto Fujii

Artworks

Biography

(日本語) 藤井誠 
Makoto Fujii

(日本語) 藤井誠 
Makoto Fujii

(日本語) 日本人の持つ美意識を、油彩という西洋の技法で写実的に描くことで、日本画とも洋画ともつかない、新しくもどこか懐かしい、「日本の写実」をテーマに制作する藤井誠(1984年生)。
かつて印象派の画家たちが日本の浮世絵にインスパイアされ、新しい表現を開拓していったように、再度現代において日本と西洋の融合を模索しています。

形の定まらないものが揺れ動く様を油絵具で描き出すために、「水」をモチーフとして選び、描く度に姿を変えることの面白さや、造形的な美しさに惹かれて描き続けています。
風に揺られ、光により色も変える、形のない物を感じられるような表現を目指す作家にとっても大切な存在となっています。

大学時代の恩師の「自分が死んで数百年たったあとの作品が、言葉も文化も全く違う未来の人に見つけられたとき、これは宝物に違いないと思って大切にされるような作品を作りたい。」という言葉に感銘を受け、流行を超えたところにある普遍的な強さを表現したいと思い、派手ではないが長い間見飽きることがない作品を目指します。

石膏地を支持体とした、伝統的な油彩画の技法をもとにした技法を使うことにより、塗り重ねられた透明色が作品に深みを加えます。
また、この技法は石膏地に油絵が非常に良く吸着することから、長く保存が出来る技法としても知られており、長く愛される作品を作りたいという作家のスタイルに重なります。

特別な名所や景勝地を描いたものではなく、身近な足元の風景を描いたもので、決して派手な絵ではないが、日常の中に隠れた、身近でありながら美しい大切な風景を描き続ける“緩やかに優しい”作品。
水の反射や、あえてアングルを近くして描くなど、例えるなら俳句の様に、描かれていない部分を私たちに想像させてくれます。

藤井誠 HP
http://www.fujiimakoto.net/
(日本語) 1984年 埼玉県蕨市に生まれる 2007年 埼玉大学教育学部教科教育専攻美術教育専修 卒業 2009年 埼玉大学大学院教育学研究科美術教育専修(修士課程)修了 2012年 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科(博士課程)修了 個展・グループ展 2013年 第3回新春美術作品入札展示会(アルテカーサ川越/川越)      春の絵画市(東武池袋店/池袋)      個展『水・風・光』(アートフェア東京2013/有楽町)      個展『藤井誠油絵展』(東武池袋店/池袋) 2014年 春の絵画市(東武池袋店/池袋)、個展(東武池袋店/池袋) 2015年 ファインアート展(つくば美術館/筑波) 2016年 個展(アートフェア東京2016/有楽町)      ART APART FAIR−SINGAPORE ISETAN〈シンガポール〉      個展(東武池袋店/池袋)      ビエンナーレうしく特別回顧展〈シャトーカミヤ/牛久〉 公募展・コンクール 2007年 第9回雪梁舎フィレンツェ賞展佳作(同08年入選、11年佳作)      第61回二紀展入選(〜14年、10年奨励賞) 2009年 第44回昭和会展招待出品(同10〜12年)      第8回熊谷守一大賞展入選 2010年 第10回春期二紀展出品(同13年)      ビエンナーレうしく第3回全国公募絵画展大賞      第14回新生展入選 2011年 第39回上野の森美術館大賞展入選 2012年 アールデビュタントURAWA2012(伊勢丹浦和店/さいたま) 作品収蔵 2010年〜 茨城県牛久市 2017年〜 マイネッツカフェ、メトロポリタンホテルさいたま新都心
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